ウィンドウパネルに関する主な質問

窓などにステンドグラスをご希望のお客様に少しでも不安のないように、主な質問にお答えします。

窓にはどのように取り付けするのですか?

 

FIX窓は窓ガラスとサッシが一体化構造になっています。既存のガラスはそのまま利用し、窓枠の内側からステンドグラスを取り付けます。本体を押さえ縁で縦横四方を挟む込むだけで、作業自体は非常にシンプルです。さらに二重構造になるので防災および安全性も確保できます。

 

窓以外の室内であれば、ドアや壁抜きの枠に直接取り付けます。ドアの場合、既存のガラスは取り外しステンドグラスと差し替えます。壁抜きの場合もステンドグラス本体のみを取り付けます。

 

サッシ開き戸などの取り付け枠がない場合は、直接ステンドグラス本体をビスで固定するなどの方法を用います。

 

取り付け方法・施工について参照

 

既存の建物でも取り付けができますか?

 

既存の建物でも窓の構造は同じなので全く問題はありません。(上記参照)

 

実際の取り付けはどうするのですか?

 

パネルを取り付けるまでは扱いにかなり神経を使いますので、基本的に当工房で行います。取り付けに関するやりとりは当工房と業者間で進めますので、お客様にご負担をおかけすることはありません。

 

また遠方でご郵送の場合でも、取り付けやその他の説明に関する業者とのやりとりはお任せください。

 

マンションなど窓の少ない場合の対処法はありますか

 

ステンドグラスを額縁に収めて吊り下げる、またはスタンド型にして置く、衝立仕様(可動式)にする...などが考えられます。衝立の場合はスペースを考慮して、スリムなタイプがお勧めです。

 

●制作過程は見られますか?

 

お客様にはガラスカット終了時にご連絡し、最終チェックも兼ねて、可能な限り工房に来ていただいています。

その頃にはガラスの知識も増えていますので、楽しみにしているお客様もたくさんおられます。

 

万が一破損した場合の修理は可能ですか?

 

ステンドグラス本体を一度枠から取り外し、工房に持ち帰り修理をします。

何かがぶつかった場合は構造的に部分で破損しますので、割れた枚数だけを修理します。修理費用は破損の度合いによりますので、お見積りいたします。

 

パネルの強度はどのくらいありますか?

 

普通の窓ガラスと同程度とお考えください。大きさによるパネルそのものの強度を計算に入れたデザイン、制作であれば全く問題はありません。

 

地震に対しては大丈夫ですか?

 

ステンドグラスパネルは構造的に相応の柔軟性が確保でき、地震の揺れに対しては強い性質を備えています。充分な強度を計算に入れたデザイン、制作であれば全くと言っていいほど問題はありません。

 

当工房制作のパネルに関しては、東日本大震災を経て現在に至るまで、地震による破損の報告はございません。

 

結露は大丈夫ですか?

 

ほとんどのサッシには標準で水抜きが付いているので、ずっと水が溜まることはありません。

取付け時にFIX窓とステンドグラスの間隔をなるべく空け、シーリング加工はせずに抑え縁をビス留めのみにします。そうすることで多少の空気の循環が生じ、かなり有効になります。

 

屋外での取り付けも可能ですか?

 

取り付けそのものは大丈夫です。パネルも衝撃がない限り滅多に破損はしませんが、屋内ほどの安心感と品質保持の保証はできません。設置場所は相応に吟味してください。

 

ステンドグラスの材料はどのように製造されているのですか?

 

ガラスの種類は大きく分けて2種類あります。プロ職人の手吹きによるアンティークガラスと、機械で(ロール加工)製造するマシンメイドガラスです。ほとんどはヨーロッパとアメリカのメーカーで作られています。現在のところ日本では製造されていません。

 

アンティークガラスは誰の目にも素晴らしいものです。光の透過性、透明度に優れ、綺麗な気泡が入っているものも多く、昔から建築用として使用され、現代に至るまでその魅力は尽きることはありません。しかし、その素晴らしい素材も使い方次第でガラスの魅力を充分に引き出すことができない場合もあるので、的確な選択眼と吟味センスが大事です。

 

マシンメイドガラス(ダブルロール、シングルロールとも呼ばれています)は製法上、アンティークに比べると多少は安価ですが、もちろん魅力が半減するわけではありません。例えば、アメリカのココモ社は100年以上に及ぶ伝統があり、独自の魅力あるガラスを生産し続けています。そしてブルズアイ社、ヤカゲニー社など様々なメーカーで製造され続けており、種類も豊富です。今ではこちらの方が主流といっても過言ではありません。アンティークガラスと組み合わせる事で、独特の雰囲気を創り出すこともできます。

 

 

 

その他、ご不明な点があれば何でもお問い合わせください