ステンドグラスの仕事と音楽

 作品制作において音楽からインスピレーションを得られるか?というお話...

 

私の人生にとって音楽はジャンルに関わらず生きていく糧として欠かせないものです。聴くのはバッハからブルース、ロック、ジャズに至るまで多岐に渡ります。自分に喜びと刺激を与えてくれる音楽であれば多少の偏りはあるものの、ジャンルには関係なく聴いています。だって良い曲がたくさんあるのに、ジャンル分けして聴かないのはもったいないですよね。

 

小学5年のビートルズとの衝撃的な出会い!で人生が一変してしまった身(小学5年の衝撃的な出会い!)としては、そこからアートに行き着いたのは必然的であったのだと思います。これは幸運としか言いようがありません。

 

一方、ステンドグラスとの出会いは案外身近なところから始まっていて、ふと目にしたガラス素材の魅力に惹かれただけのことだっので、インスピレーションの元はヨーロッパとアメリカのステンドグラスではありませんでした。もしステンドグラスそのものが好きだったとしたら、ここまでテンションがもたなかったかも知れません。この型にはまらなかった部分と素材の可能性が幸いし、『和のステンドグラス』をセールスポイントにできたりもしたのです。

 

創造する中でデザイン、ガラスの選択、色の組み合わせ、作品のタイトルにいたるまで、音楽からインスピレーションを受けてると感じることは多々経験してきました。自分の中にある意識的感覚なのかも知れません。産みの苦しみは伴うものの、直感的なものを感じ取れる限り、心に自由な広がりを得ることができたのです。このことも仕事に良い効果をもたらしてくれました。

 

例えばデザインではポイントと配置をしっかり押さえ、そこに少しだけ遊びを加えてみるとします。そうすることで少し余裕が生まれ、これが相乗効果的に作用したりします。音楽に置き換えればアドリブに値する部分かも知れません。

バンド経験から演奏中、自分でも予想しないフレーズラインが生まれてくることがあるのですが、緊張感の中で集中しているときによく起こることです。仕事でも集中しているときには、ふっとインスピレーションが湧くことがあるのと似たような感覚かもしれません...

 

これが続く限りやめられませんね。

 

ですが、どっちみちワクワクしなければ意味がないことには違いありません。殻に閉じこもり自分勝手に創造するだけでは、決して他人をワクワクさせることなどできません。それはあることに気づけば良いだけのことなのですが...