25年の時を経て

松島ホテルニュー小松全館改修に伴うロビーステンドグラスのオーバーホール作業のお話。

 

先日友人(現場監督!)から連絡が入り只今ホテルの改修作業が行われてる旨を伝えられる。オーナーもまた友人である。

ステンドグラスも良い状態であり、バックの蛍光灯をLED蛍光灯に交換したり、裏張りの和紙も張り替えるとのこと、さっそく足場のあるうちに間近で点検できる機会を得る。

 

足場に上がり、まず真ん中のボックスを開けてみることに。鍵をあけ引っ張ってみるがなかなか開かない!!鉄枠に多少歪みが出て下の枠に乗っかってしまっている。これは10年前の大震災で多少の歪みが生じたらしい。バールを使えば難なく開くとのこと。

ステンドグラス自体には影響が全くなく大震災にも十分耐えた証拠にもなり、作家として少し自信を持つ自分がいた。が...

 

しかしそれも束の間、すぐに危惧される事態が頭をよぎる。右側の一番大きいパネルはちゃんと開くのだろうか? 何しろ重量は2倍以上にも及ぶのだ! 蝶番は上下2か所のみ。これは考えただけでも恐怖である。万が一蝶番に異常が生じていれば大変なことになる!! こういう時はつい最悪のことを考えてしまうのである。

後日枠の専門家に見てもらい、状態に問題はなく無事に開いたとのこと。ようやく胸を撫で下ろす。

LED蛍光灯で以前より発色が良くなり輪郭が少し強調されたと感じる。

 

思えば25年の時を経て大震災にも耐え(実際このロビー海側の全面ガラス張りは全て落下している)今なお良好な状態を保っていることに奇跡的なものを感じる。


これからまた新たなる旅立ちなのである。