ステンドグラスの仕事を始めて間もない頃、岩手県のある土地を訪ね、古い民家に足を運びました。そこで窓ガラスからの外の景色がとても雰囲気が良く、印象的だったのを憶えています。ほどよい景色のゆがみは、実はガラスそのものがそれを演出していたのです。昔の窓ガラスが製造上そのようなものだったとしても、そこで使われていたガラスは今のアンティークガラスに匹敵するものだったのです。
「そうか、日本にも昔からステンドグラスがあったんじゃないか・・・」
これがずっと「和」のステンドグラスを追い続けてきた出発点になりました。